研究開発をもっと手軽に


自分の作った環境から社会を変えるようなアイディアが形になり世に出たら、それはすごく満足感を得られることではないだろうか。

今回お話を聞いた古谷さんは、研究開発者がもっと手軽に実験機器を使える環境を作ろうとしている。研究開発は高価な実験機器やそれを扱う技術が必要で、大きな組織に属したり資金を調達しない限り難しいのが現実だ。

古谷さんが立ち上げようとしている「コラボメーカー」は、機器の空き時間と研究開発者をマッチングする、いわば実験機器のシェアリングサービスだ。所属に関係なく登録された実験機器を使うことができるので、研究開発者の環境格差を狭めることが出来る。

いま走り出したところで、web上でマッチングを成立させるだけでなく、研究室や中小企業を訪問して話を聞く機会も多い。アイディアはあるけど形にする環境がなくて困っている研究者と、環境はあるけどイノベーションの芽がなくて困っている人を丁寧につないでいく仕事だ。実際に課題を持っている人の話を聞けるので、コラボメーカーが社会に与えるインパクトを感じられる。

 

今回は、古谷さんと一緒にこのサービスを創っていく人の募集です。フルコミットというよりは、複業的に関わってくれる人を募集したいそうだ。実は古谷さんは、東北大学の大学発ベンチャーに勤めており、コラボメーカーはパラレルな立上げだ。それもあって、一緒にやる人にも今は複業的な関わり方で協力し合いながら進めていきたいのだとか。

営業が得意な人ならヒアリングやサービス説明をお願いしたいし、マーケティングや戦略立案が得意な人なら、マッチング戦略についても考えてほしい。応募してくれた人と相談しながら、お願いすることを決めたいそうだ。

 

東京・日本橋のカフェで、スーツ姿で現れた古谷さんに話を聞きました。これからピッチイベントがあるのだとか。ピッチとは、投資家やアドバイスをくれる人の前で、自分のビジネスプランをプレゼンテーションすること。アドバイスをもらったり投資家との関係性を作ることが出来る。

勤務先は仙台市だけど、こうしてイベントに参加したり、提携を検討している大学などもあるので、東京に来る機会もしばしばある。こういうタイミングで会って話す機会も作れるし、スカイプやチャットを使ってコミュニケーションを頻繁にとっていきたいそうだ。

 

コラボメーカーは、古谷さんのこれまでの経験の積み重なりから生まれた。

「大学時代に、2つ研究室を経験したんですけど、お金がある研究室とそうではない研究室で、少し不条理さを感じました。企業に入ってからも、機器を買っても研究を終えると使われなくなる機器があって無駄があるなって。どんどん可能性がある研究に絞っていく必要があるので余剰機器が出るのは仕方ないんですけど。」

「逆に、スポット的に分析したいとか、サンプルを作りたい時には共同研究までもっていかなければいけなくて、ハードルが高いんです。だから、そのハードルを下げたいなと。」

「大企業では、自分がやれる範囲とかやって良い範囲が狭いなと感じていました。どこにどんな機器があるか分からないので、社内の人脈を辿っていくみたいなこともありましたし。やりたいと思ってもハードルがあるので、やりたいことがもっとカジュアルに出来ればいいのにと思っていました。」

流暢に話す課題意識は、自身の経験に基づくものだった。
2016年9月にソフトバンクグループが主催するMVPアワードで、古谷さんの思いを乗せたビジネスプランが最優秀賞を受賞した。

しかし、実は起業しようと思ってMVPアワードに応募したわけではなかった。受賞はしたが、少し迷っていた。

「自分がやる意味があるのか、事業の可能性があるのか、それを確かめるために、受賞後すぐにヒアリングをしました。有給休暇でうまく会社に隠しながら(笑)。」

技術に強いベンチャーキャピタルや、顧客になりそうな企業を対象にヒアリングを行った。

「例えばベンチャー企業では設備投資をしたけど、プロダクト作成までに時間がかかって収益的に苦しい思いをしているとか、そんな実情を聞きました。若手研究者も自分で予算をとれるけど大きな金額をもらえないという課題もありました。」

このヒアリングを通して、コラボメーカーの可能性とやる意味を再確認し、2017年1月末に勤めていた会社を退職した。

そんなスピード感で来ているから、やりたいこと、やるべきことはあるけれど、手が回っていない。シェアリングサービスもwebサービスも未知の領域だ。ただ、研究開発には大学時代から10年近く関わってきた。そこに関する見識は古谷さんの強みだ。

 

今後の予定は、2017年4月を目処に会社を設立し、6月までにはプロトタイプを作成したいと思っている。ちなみに、webサービスは既に作り始めているそうだ。並行して、中小・ベンチャー企業や研究室を訪問したり、ビジネスモデルをブラッシュアップしたり、やることはいろいろ。一緒にやってくれる人とは、出来ること、やりたいことを相談しながら決めていきたいそうだ。

「機器を可視化して提供できる仕組みを整えることで、チャレンジのハードルが下げられます。コラボメーカーで、誰もがやりたい実験や挑戦ができる社会を実現したいと思っています。」

最後にそうビジョンを語ってくれた。

 

研究開発への問題意識や、オープンイノベーション、マッチング・シェアリングビジネス、そんなことに関心がある人が経験を積める仕事かもしれません。自分が出来そうなことをすり合わせてみたり、どんな関わり方が良さそうか、相談してみてください。社会人インターンのような関わり方になるのか、ゆくゆくはフルコミットを狙うのか、そこらへんもスタートしたばかりだからこそ、相談して調整することが出来るそうです。

 

■受賞・メディア掲載歴

第2回MVPアワード:最優秀賞

(吉田大樹)

 

株式会社Co-LABO MAKER
募集職種 企画営業、マーケティング
仕事内容 「コラボメーカー」立ち上げに関わる以下の仕事

  • 提携先、顧客候補のヒアリング、渉外
  • ビジネスモデルの立案、実行
働く場所
  • 東京あるいは仙台が中心
  • リモートワーク/打ち合わせ可
働く時間 どのような関わり方が出来るかをすり合わせてから、相談させてください
求める人物像 web全般、特にwebマーケティングかマッチングビジネス・シェアリングエコノミーの経験や興味関心があるとより望ましい
雇用形態 どのような関わり方が出来るかをすり合わせてから、相談させてください
給与 どのような関わり方が出来るかをすり合わせてから、相談させてください
募集予定人数 1名
選考プロセス  まずは対面かSkypeで一度お話しましょう!
その他

 


関連記事

コメント2件