副業で個性的になれる理由とは 〜4つの副業実践者から考える〜


副業は、社会人としての個性を高めてくれる、手段と言えるかもしれません。

前回の記事「サラリーマンスキルを副業でどう活かせるか」では、副業先で必要なスキルを全て持っていなくても、飛び込める可能性があることに触れました。

とはいえ、副業から何が得られるか、副業をすると何が変わるのかが分からないと、始めるモチベーションが湧かないですよね。

そこで今回は、前回と同じく副業実践者の三原さんの実例から、副業がもたらす変化について紐解いてみたいと思います。三原さんの経歴は以下の通りですが、詳しくは前回の記事をご参照ください。

《本業の経歴》

業界・企業 経験年数 仕事内容
学校法人 8年
  • 専門学校や私立大学の先生
  • 生徒募集の広報
ベンチャー企業(Webプロモーションど) 2年
  • 法人営業
  • オウンドメディア編集長
一般事業会社(現職) 1年
  • to Bサービスの社外広報

《現在行っている副業》

副業先 経験年数 仕事内容
子ども服のEC・OEM製造

(業務委託)

数ヶ月
  • 企業ブランディング
  • to Cサービスブランディング
  • オウンドメディア立上げ
出版社

(業務委託)

数ヶ月
  •  書籍(toC)のPR
先生の学校

(発起人)

1年
  • イベントの企画・集客
  • 「先生の学校」のブランディング
NPO法人

(プロボノ)

数ヶ月
  • 法人広報のアドバイザー

 

副業がもたらす変化

自分だからこそ出来る提案が増える

副業を始めると、本業の裏側で別の実践経験を積むことになります。三原さんの場合は、to Bサービスの社外広報の裏側で、イベント企画・集客やto Cサービスの社外広報などを経験しています。

実践をすると、成功も失敗も多く経験し、情報のインプットや人脈の形成も多様になります。三原さんは、その多様な実践経験を、それぞれの仕事の提案やアウトプットに活かしているようです。

例えば、Webのプロモーション会社では、あるクライアント様に対してSEO対策によってサイト順位を上げた経験がありました。一方、子ども服の副業先ではサイト順位がなかなか上がらないという悩みを抱えていました。

Webのプロモーション会社で実践した経験を基に、サイト改善を行ったところサイトの順位を上げることができました。本業での経験が、副業の会社に還元されたようです。

出版社の副業では、”気配り”に関する実用書の販売で、どんな気配りをすると選ばれるフリーランサーになれるのか、という企画を提案したそうです。

副業を始めようと考え始めたころは、三原さんもいちフリーランスの立場であり、フリーランサーの課題や気持ちが分かるからこその企画です。また、副業によって築いた人脈も存分に活かせそうです。

企画会議を想像した時、出版社内の人は似た情報収集、経験をしているので、少し煮詰まってしまいそうですよね。そこに、別の場所で別の経験をしている副業家が加わると、新しい発想が生まれるのも納得出来ます。

 

「個人」として評価される

提案を受けた側からすると、「なんでそんな発想が出来るの?」と少し不思議に思うのではないでしょうか。提案にフリーランサーの視点が入っていたり、自社で経験していないはずのSEO対策の提案をされたり。

他にも、三原さんは広報という仕事柄、記者と接するのですが、記者からしても多様な副業をしている三原さんは魅力的なようです。

記者は、様々なジャンルの偏りのない情報を得たいと思っているそうです。三原さんは、本業の他に、子供服や出版社、教育やNPO法人などの情報を持っているので、記者にとってもありがたい存在のようです。

副業によって、この仕事ならあの人、という立場を築いている印象でした。〇〇業界の広報部の人、というのは比較的多いと思いますが、5つもの仕事を掛け合わせた人は少ないですものね。

ゆとりが生まれる

そうして、周りからの評価が高まると自信がつき、心にゆとりも生まれます。しかも、その評価は本業と副業の掛け合わせによる、自分ならではの経験によるものなので、競合が少ないということも言えます。

また、ポジティブな依存先が増えることも、ゆとりにつながっていると三原さんは言っていました。依存先が1つの会社だけだと、そこで失敗したらどうしようと考えてしまいますし、実際に失敗すると落ちこんでしまいます。

副業をすると、たとえ失敗しても他の場所で成果を出し、その成果が心にゆとりを作り、気持ちを切り替えて失敗の挽回に臨める、という循環が生まれるそうです。

副業によって、自分を認めてくれる人が増え、その結果依存先が増えることで、ゆとりが生まれみたいですね。副業は、一般的な正社員雇用より自立性が求められるので、プレッシャーに感じそうですが逆の効果もあるようです。

 

副業で回りはじめるサイクルとは

ここまで副業による3つの変化を紹介しましたが、この3つはつながっており、以下のようなサイクルが生まれていそうです。

サイクルは、副業により経験の回数や幅が増えることから始まります。副業により与えられるチャンスも増えますし、自分が試してみたいことを、自分のタイミングで試せる可能性も高くなります。

その経験によって、自分だからこそ出来る提案が増え、それが周囲から評価されます。その結果、自信と依存先・頼れる先が増えて、心にゆとりが生まれます。

ゆとりが生まれると、より積極的な、時には大胆な提案にもつながるでしょう。依存先が1つだと、失敗によるリスクが重くのしかかりますが、複数あれば少し気が楽になりますよね。

しかもその提案も、多様な実戦経験に基づいているので、成果につながる可能性は高いと言えます。本やネットで調べた情報ではなく、実際に試したり、自分で見聞きした情報のほうが確度が高いはずです。

副業という実戦経験に基づいて仕事を進めることで、このサイクルがうまく回り始め、より充実感を感じられそうです。

 

まとめ

副業の目的や始めるきっかけは、人によって様々だと思います。収入を得るため、経験を積むため、やりたい仕事がいくつもあるから、など。

どんなきっかけだとしても、始めてみると、思いもしなかった広がりがあるのではないでしょうか。

副業を始めると、副業先でも本業でも、仕事に個性が発揮出来るようになりそうです。ぜひ、あなたの好きなこと、関心があることで副業を始めて、変化を楽しんでみてください。

 

 


2017年05月13日 | Posted in 複業実践者からのヒント | | No Comments » 

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