個人中心社会に、増やしておくべきものとは


これからは「個人の時代」と言われますが、そのためにどんな備えをすればいいのでしょうか。

「個人の時代」と聞いて、「自由」というポジティブな言葉も、「自己責任」というネガティブな言葉も浮かびます。

今回は、最近徐々に迫ってきているように感じる、個人の時代に必要な備えについて考えてみたいと思います。

 

組織中心社会から、個人中心社会へ

先日、経済産業省の若手プロジェクトの資料として、「不安な個人、立ちすくむ国家」が公開されました。

その中で、グローバル化や技術進展によって、組織中心社会から個人中心社会へ変化しているという内容がありました。

さらに、その後の行き着く社会として「秩序ある自由」なのか「権威への回帰」なのか、「今まさに分岐点にさしかかっている」、という少し踏み込んだ表現も使われていました。

以前から、個人の時代と言われてはいましたが、ついに目前まで迫っていると言えそうです。

どちらかいうと、「個人が”安心”して思い切った選択ができる『秩序ある”自由”』」の方向に進みたいですよね。

人生100年時代、自由に自分のタイミングで針路を決められた方が、毎日が楽しいはず。

 

「自由」と「安心」両方手に入れるために、何をすればいいの?

「自由」と相反するような「安心」という言葉。両方を手に入れることは出来るのでしょうか。

自由や個人というキーワードで思い浮かぶのは、フリーランスという職種です。

起業やキャリアカウンセラーなど多様な経験がある黒田悠介さんは、運営する「文系フリーランスって食べていけるの?」の中で、このように述べています。

フリーランスの「自由」と「自立」は不特定多数への依存によって達成される。

依存先が1つでは、フリーランスは交渉力を持ち得ない。依存先にとってはフリーランスは代替可能な存在であるが、フリーランスにとって依存先は代替不可能だからだ。

引用:「フリーランスの哲学〜依存による逆説的自由〜」より抜粋

フリーランスがいかに個人で動いているとは言っても、仕事を受けたり、誰かと協力して仕事をするもの。

依存先が1つだと、相手によって選択の自由が制限されますが、複数あると個人に競争力が付くと言えそうです。

個人中心社会では、「依存先を増やす」ことが自由と安心を手に入れるための鍵になるのではないでしょうか。

 

複業がもたらす安心とは

これまでは、所属する会社に依存し、仕事の成果によって信用を得ていました。それによって、安心した生活を営んでいたといえます。

しかしながら、今後は組織の寿命より働く寿命が長くなると言われており、信用蓄積先の組織が失くなってしまう可能性があります。

失くなってから別の場所で信用を築くのは大変ですし、そもそも信用がないと転職なども難しいので、何かしらの備えが必要です。

そこで、「依存先」「信用を築く先」を1つに限定しない複業というスタイルが、個人に安心感を与える1つの手段となります。

以前インタビューした、広報を中心に4つの複業をしている三原さんは、複業によって「心のゆとりが生まれる」と言っていました。

1つの場所で失敗したとしても、他の場所で挽回出来る。もちろん、その後に失敗を取り返すけど、依存先が複数あることで、失敗に対する恐怖心は拭えるようです。

そのおかげで、攻めの提案が出来たり、複業と本業の掛け算で斜め上からの発想も生まれ、良い循環が生まれていきます。

 

まとめ

パラレル求人は、複業だからこそ好きなことをしようじゃないか、というのが基本スタンスです。

とはいえ、自分を信用してくれている依存先が多いほど、心にゆとりが生まれてチャレンジ精神がより高まるとも思っています。

最近は、政府、企業、学者など様々な立場から、複業を推奨する声が高まっています。

少しずつ、自分がやってみたい複業を探したり、自分のペースで踏み込み始めてはいかがでしょうか。

<参考記事>


2017年05月25日 | Posted in 未来に向けた視点, 複業コラム | | No Comments » 

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