テクノロジーを駆使した、リアルでつながる街づくり


発散されたような、清々しいような気分になるのは、友だちと直接会って話したり、遊びに行った帰りだったりする。

インターネットの発達で、いろんな人とつながったり、離れていてもコミュニケーションがとれるようになった。

その一方で、リアルなコミュニケーションは、ネットでは得られない、充足感や安心感を与えてくれる。

 

PIAZZA株式会社は、ネットとリアルの両面から、ご近所コミュニティの形成を助けるサービスを提供している。

ネット上では、地域密着型SNS「PIAZZA」の、企画・開発・運営を行っている。現在、勝どきを初めとした5エリアで展開しており、「おしえて!」「お譲りします!」「イベント告知」など、ご近所ならではのモノやコトがシェアされている。

リアルな場では、子育て支援施設「グロースリンクかちどき」の運営に参画している。PIAZZAユーザーも参加するイベント開催などを通して、リアルなコミュニティ形成を促している。

 

今回は、グロースリンクかちどき内にある、親子で遊べる施設「プレイホール」で働く、クルーの募集です。

ご近所さんとは言え、友だちになるきっかけは、なかなか掴みにくいもの。

クルーの仕事は、コミュニケーションをとったり、イベントを企画したりしながら、コミュニティが生まれるきっかけを作っていくことです。

 

勝どき駅から歩いて2,3分の、グロースリンクかちどきで、代表の矢野さん、コミュニティ事業責任者の吉澤さん、施設長兼コミュニティデザイナーの砂金さんに話を聞きました。

 

PIAZZAは、矢野さんのお子さんが怪我をした時の、ある出来事がきっかけで生まれた。

「私には子どもが二人いるのですが、下の子が生まれてすぐに事故に遭い、『普通に歩けないかも』と言われました。今はすっかり元気に駆け回っていますが、当時は、看病、上の子の育児、そして仕事と、精神的にも肉体的に辛い時でした。」

「そんな時に、同じマンションの人から『大丈夫ですか?最近少し痩せてきていませんか?』と声を掛けていただいたんです。何気ない一言でしたが、すごく心が救われました。」

その方とは、普段駐輪場で挨拶をするくらいの関係性だった。

「何かあったときは、物理的な助けがどうしても必要で、身近な人に求めるんです。」

「これだけITが発展しているのに、地域の人のことを深く知らない。これはどうにかした方がいいと、その時思いました。」

 

最初は、ベビーシッターや家事代行の、C to Cのマッチングサービスを考えていた。C to CのCはConsumer(消費者)のCで、一般消費者同士で取引を行うことを意味する。

矢野さんは、高校時代をアメリカで過ごしており、その時の経験から、C to Cの発想をさらに深化させた。

「アメリカのほとんどの高校生が、ベビーシッターのバイトをします。ただ、仲介会社を使うわけではなく、親同士のつながりから紹介されて始めるんです。」

「コミュニティの力を使うことで、自然とC to Cの助け合いが起きると考えました。」

 

それから、勝どきの街の人へ、ヒアリングを行った。

「毎週毎週街を歩き回って、何に困っているか、何を必要としているかを、500人くらいの方々に聞きました。ITベンチャーらしくなく非効率ですが、コミュニティは誰がどういう世界を作るかが大事なので、自分の足で、街の人との関係性を築いていきました。」

「みなさん、行政やイベントの情報を求めていて、子育て世代は病院の情報などです。インターネットや掲示板はありますが、見落としていたり、見つけられなかったりするんです。」

「さらに聞いた内容を紐解いていくと、身近な地域の人とのつながりが、すっぽりと抜けていました。Facebookなどで昔からの友人や、職場の人とはつながっているのですが。」

 

インターネットがなかった時代、情報交換や、つながりを作る場は別にあった。

「実は、担っていたのが、神社とかお寺なんです。そこに集まって話したり、お祭りで交流していました。神社やお寺は全国に約8万あり、コンビニの店舗数は約5.5万なので、コンビニよりも多いんです。」

「そのカルチャーを、『今一度ITを使ってやりませんか?』、というのがPIAZZAなんです。」

PIAZZAアプリでは、少しユニークな情報交換もされている。

「『坂道ダッシュに良い坂ありませんか?』という投稿もあったりして、ちゃんと返答があるんですよ(笑)。Googleにはない情報がやりとりされています。」

 

PIAZZAアプリのリリースから1年も経たないうちに、グロースリンクかちどきの運営に参画した。

「ITでサービスを作りましたが、街づくりをしたいという会社なので、リアルな施設の運営は必然でした。」

「PIAZZAはイタリア語で『広場』という意味なんです。私は、街づくりが15歳の頃からの夢で、巡り巡って今その夢を叶えています。PIAZZAは、よくピザ屋さんと間違えられますけどね(笑)。」

 

さらに新しい取り組みも始める。

「千葉県八千代市の約8000世帯の団地に、PIAZZAを導入しました。」

「団地特有の課題は高齢化で、だからこそコミュニティが必要だと考えています。また、若年層も団地に入ってくれる仕組みを作り、活性化をしたいと思っています。」

「まだ小さいベンチャー企業なので、このタイミングで、新しいことを始めるか迷いました。」

「ただ、再開発エリアのタワーマンションも、30年後は団地と同じく高齢化の問題は生じます。だったら今やるべきで、10年後20年後、価値を提供できるようになると思い、チャレンジすることにしました。」

「他にも、UIターンに取り組んでいる地域や、過疎の地域からも、導入の要望があります。コミュニティを立ち上げたいという地域と積極的にお話して、サービスを展開していきたいと考えています。」

 

吉澤さんは、PIAZZAにジョインする前から、自身でコミュニティ形成を手がけていた。

きっかけは、子どもが1歳の時に、この近くに引っ越してきたこと。

「その前に住んでいた地域で、必死に児童館通いをして、ママ友作りをしていました。引っ越してきて、またゼロからなんて頑張れないと思ったんです(笑)。」

「でも友だちは欲しいと思って、おにぎりのイベントを開くことにしました。毎回、参加者の出身地をテーマに具材を決めて、みんなで握って食べるんです。おにぎりを嫌いな人はいないし、出身地の話とかで盛り上がるんですよ。」

 

おにぎりの活動を広げようと、ビジネスプランコンテストに出ており、そこで矢野さんに出会った。

「リアルが大事という気持ちは変わりませんが、ITで可能性が広がると思い、ジョインすることにしました。ITを使うと、広まる規模と早さが違うなと感じたんです。」

「実は、ビジコンの聴講者の投票では、私が一位で、矢野さんが二位だったんですよ(笑)。」

 

コミュニティ全体を見る立場として、PIAZZAアプリから、リアルな場への橋渡しなどをしている。

「0歳から1歳くらいの子を持つママさんは、大人と話さない日々が続くので、誰かと話したいって気持ちが強いんです。」

「そんな気持ちが、プロフィールや投稿に表れるんです。」

 

ネットでは満たせないことがあるから、リアルな場のイベント開催などを通して、解消につなげている。

「グロースリンクの休館日に、0歳の子どもを持つ親子に無料開放して、集まっておしゃべりしましょう、っていうイベントを開催したりしています。」

リアルで出来たつながりに、ネット上のコミュニケーションを交えることで、さらに関係性が深まる。

「ネット上で、継続的にコミュニケーションを続けると、関係作りがぎゅっと早まるんです。」

「信頼関係を築くのって難しくて、何回もコミュニケーションして、時間を重ねる必要があると思っています。」

 

砂金さんは、グロースリンクの日常的な管理・運営、レッスンや市民活動を始めたい人の相談や、施設利用の準備をしている。今年の2月から、施設長兼リアル寄りのコミュニティデザイナーとして働いている。

グロースリンクでは、日々様々なレッスンなどが行われており、つながりが生まれる場になっている。

「親子ヨガの参加者は、ヨガをやりたいという気持ちだけでなく、友だちを作りたいという気持ちもあると思います。」

「ただ新規の方だと、うまく打ちとけられなかったりするので、ヨガの先生が状況を察して、ケアをしてくれたりしています。」

 

親子で遊べるプレイホールで働くスタッフは、”クルー”と呼ばれている。

「プレイホールって、子どもたちが夢を持ってく場所なので、テーマパークをイメージして、クルーと呼んでいるんです。」

「ミニワークショップとか紙芝居を、クルーや矢野さんとも一緒に考えて、企画しています。」

貸し切りで使われることもある。

「例えば、お友だちの誕生日に、プレイホールで遊んだ後、多目的室でパーティが開かれたりします。」

「子どもたちで貸し切れたら、夢がありますよね。」

 

プレイホールは、親子の遊びを通して、コミュニティが生まれる場所。

「親子で楽しく遊んでいるけど、少しぽつんとされていることもあります。」

「そんな時、クルーが話しかけると、お母さんも話しはじめてくれます。話したいという気持ちがあると思うんです。」

「そうして盛り上がっていると、隣にいたお母さんも『うちの子はこうでしたよ』などと、話がはずみだすんです。」

「自然なつながりで輪が広がっていくので、『ここに来ると友だちに会える』っていう気持ちで、来てくれると思うんですよ。」

 

ネットとリアル、それぞれに出来ることと出来ないことがある。

日常的に話していて楽しいし、何かあったときには助けになる、クルーは、そんなリアルなつながりを作る仕事。

人々が支え合う街づくりに、クルーとして加わっていただける方の、ご連絡お待ちしています。

(吉田大樹)

 

PIAZZA株式会社
募集職種 プレイホールを運営するクルー(テーマパークをイメージして、スタッフのことをクルーと呼んでいます)
仕事内容 コミュニケーション促進のための、働きかけや企画の開催(コミュニティデザイン)、安全管理、一緒に遊ぶこと
働く場所 グロースリンクかちどき

東京都中央区勝どき1-3-1 アパートメンツタワー勝どき1F

働く時間 土・日曜日の9:30〜17:30で4時間以上~が希望ですが、時間応相談
求める人物像 街ぐるみの子育て支援を目指しているため「子育て」「コミュニティ」「まちづくり」にピンときた方!
雇用形態 アルバイトスタッフ
給与 時給1,000円〜
募集予定人数 若干名
選考プロセス 応募・問い合わせフォームより、お名前/メールアドレス/電話番号/ご年齢/希望職種/応募動機(短くて結構です)をお送りください。担当者から追ってご連絡させていただきます。質問や、勤務のご希望・ご相談等も受け付けております。
その他 ママさんだけでなく、パパさんや子どもと一緒に遊んでくれるお兄さん、お姉さんのご応募もお待ちしています。

 

 


2017年08月11日 | Posted in 地域おこし・コミュニティ, 求人 | タグ: , No Comments » 

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